【犯人は踊る】~この中に第一発見者と探偵と犯人がいます。~【ボドゲレビュー】
「犯人は踊る」
このボードゲームは、鍋野企画様製作の3~8人用のミステリ・カードゲームです
ルールとしては、
- 「第一発見者」のカードが配られた人から時計回りにカードを場に出して使う
- 「探偵」や「いぬ」で「犯人」を暴いたら、暴いた人の勝ち(犯人は負け)
- 手札が「犯人」だけの時に「犯人」を出せたら、犯人の勝ち(他の人は負け)
ざっくり説明するとこんな感じ
ババ抜きを、ババを最後まで持っていた人が勝ちだけど、途中でババを持っていると指摘されたら負けにしたみたいな感じですね
主要カードの他にも、
- 誰か一人を指名して手札を一枚ずつ交換できる「取り引き」
-
誰か一人の手札をすべて見ることができる「目撃者」
- 全員が、それぞれ右隣の人からランダムにカードを一枚引く「うわさ」
などなど…全部で12種類、32枚のカードから構成されております!
中でも、このゲームを面白くしている(と考えられる)のが「アリバイ」のカードで、
効果が、
「犯人」を持っている時に「探偵」で指名されても、一緒に「アリバイ」を持ってさえいれば、犯人ではありませんと言えるというものです
このカードのおかげで(せいで)数に限りのある「探偵」をやすやすと使うことが難しくなってきます
うーん、あいつの持っているあの2枚の手札には「取り引き」で渡した「犯人」があるはずだ…だがもう片方が「アリバイ」の可能性がある…いや、「アリバイ」はあと残り1枚しかないはず…ここは意を決して「探偵」を使ってみるか…
といった感じでさんざん悩んだ挙句、そもそも「犯人」はもう他の人に渡っていた、なんてよくあることです(経験談)
自分がカードを使ってから次の自分の番が来るまでに何があるか分からないので、
終盤になって手札が少なくなるまで誰が犯人かは簡単には分からないのです…
いやあ、よくできたゲームだわ
さーて、私はここいらで失礼いたします
なんてったって私のかわいいモンブランが冷蔵庫で待っているもんでね
…って、あれ?見当たらないな…
「…犯人はこの中にいます」